Zaif(ザイフ)で取り扱う4つの仮想通貨を解説

2018年4月3日

 

コインが積み上がられた写真

Zaif(ザイフ)の取引所では、モナコイン(MONA)、ネム(XEM)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)という4種類の仮想通貨の売買ができます。

いまや世界に1,000種類以上もある仮想通貨の中で、Zaif(ザイフ)で取り扱う仮想通貨はいずれも時価総額が比較的大きく、市場から広く受け入れられています。

初心者の方は、どの仮想通貨を買えばよいのか迷うところです。この記事では、4種類の仮想通貨の特徴や将来性について解説します。

 

モナコイン(MONA)

仮想通貨モナコインのロゴ

モナコインは、2013年12月に誕生した日本産の仮想通貨です。

開発者はMr.Watanabbeという人物。

以前に2チャンネル掲示板を利用していた方はご存知だと思いますが、モナコインの名前の由来は、アスキーアートのモナーです。

2017年10月に国内最大手の取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)に上場したことで、一気に注目が集まりました。
Zaif(ザイフ)でのモナコイン価格は、10月1日には50円だったものが600円台まで急激に上昇し、2017年12月には一時期2,000円台まで上昇しました。

2018年2月時点では400円台まで価格が下がりましたが、今後も成長の見込みがある仮想通貨の一つです。

モナコインは、ゆるカワのキャラがモチーフになっていておもちゃのコインのようなイメージがありますが、れっきとした仮想通貨であり、技術面や実用性の面で非常に優れているのです。

 

モナコインはビットコインを凌ぐ技術力を誇る

モナコインは、Segwitという取引の処理速度をアップさせる技術を、世界で初めて実装しました。その処理速度は、ビットコインの6倍にも及びます。

また、2018年1月には、アトミックスワップという技術を導入しました。

簡潔にいうと、アトミックスワップは異なる通貨間での取引ができるようになるという技術です。アトミックスワップが実現すると、取引所を介さずにユーザー同士での仮想通貨の交換が確実にできるようになります。

アトミックスワップを導入している仮想通貨は、モナコインを含めて世界で5つだけです。モナコインが技術的に優れた仮想通貨であることが分かります。

 

買い物でモナコインを使える

ビットコインを使ってお買い物ができるという話をご存知の方は多いと思います。しかし、モナコインでも買い物ができることをご存知でしたか?

例えば、ビットコインモールという仮想通貨専用のネットショップがあります。ビットコインモールでは、ビットコインに加えてモナコインで様々な商品を買うことができます。

仮想通貨は投機目的で持たれている方は多いと思いますが、ビットコイン以外でこれほど実用性のある仮想通貨はないのではないでしょうか。

 

 

ネム(XEM)

仮想通貨ネム(XEM)のロゴ

 

ネム(NEM)はもともと、New Economy Movement(新しい経済活動)というプロジェクトの略称として使われていました。

そのプロジェクトで使われていた通貨が、そのままNEMとして定着しました。NEMの通貨単位はXEM(ゼム)です。

 

自由・平等という原則に基づくハーベスティング

ネムの時価総額は、世界で10番目に入るほどの価値を持っています。発行枚数は、現時点で8,999,999,999XEM。すでに発行の上限に達しているので、これから新しくネムが発行されることはありません。

仮想通貨の取引がブロックチェーン上で承認される際に、マイニングという作業が発生します。このマイニングによって仮想通貨が新たに発掘されるという仕組みとなっています。ビットコインの発行枚数の上限は2,100万枚ですが、まだ上限には達していません。

ネムの発行枚数はすでに上限にいるので、取引の際にはマイニングという作業が発生しません。
マイニングの代わりに発生するのが、ハーベスティング(収穫)という取引の承認作業です。

 

PoI(Proof of Importance)とは

従来のマイニングでは、ハイスペックのコンピューターを駆使しないとマイニングには参加できませんでした。
つまり、コンピューターの計算量によってマイニング参加者の報酬が決まる(Proof of Work)という考え方でした。

しかし、ネムではネットワークに貢献した人たちが誰でもXEMを手に入れられるよう、ハーベスティング参加の敷居を低くしています。ネムの根底にあるのはPol(Proof of Importance)という考え方です。

コンピューターの性能によらず、ネムのネットワークに積極的に参加している人たちが、平等にハーベスティングに参加可能なのです。

ハーベスティングに参加するには、
1. 10,000XEM以上を保有していること
2. Vested Balanceが10,000XEM以上であること

上記2つの条件を満たしている必要があります。

ネムの価格が比較的安い今のタイミングは、ハーベスティングに参加するには絶好かもしれませんね。

 

 

ビットコインキャッシュ(BCH)

仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のロゴ

 

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインのハードフォークから生まれた新しい仮想通貨です。ハードフォークの明確な定義は省略しますが、ざっくり言うとハードフォークとは、従来の仮想通貨から分裂し、バージョンアップした新しい仮想通貨を生み出すことです。

ビットコインキャッシュは、ビットコインから派生した新しい仮想通貨ですが、いまでは時価総額が世界で10番目に入るほどの価値をもち、ビットコインに引けを取りません。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)の優れている点

ビットコインでは、従来から取引速度が遅いという問題点を抱えていました。取引速度が遅くなるということは、ビットコインを誰かに送金したくても、モタモタと待たされるし、送金手数料も割高になってしまいます。

この問題を解決するために生まれたのが、ビットコインキャッシュです。

ビットコインのブロック容量は1MBでしたが、ビットコインキャッシュの容量は8MBに増加したことで、ビットコインよりもスムーズに取引ができるようになりました。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)が基軸通貨に

今まで仮想通貨の業界で基軸通貨とされてきたのは、ビットコインただ一つでした。

しかし、そのような中で、ビットコインキャッシュを基軸通貨とする新たな取引所CoinEXが、2017年12月に現れました。

ビットコインキャッシュが基軸通貨となったのは、まだ一つの取引所だけの話です。しかし、ビットコインキャッシュがビットコインよりも性能面で優れていることを考えれば、今後ビットコインキャッシュを基軸通貨とする動きが、増えてくる可能性もあるでしょう。

 

 

イーサリアム(ETH)

仮想通貨イーサリアム(ETH)のロゴ

イーサリアムは、時価総額がビットコインに次いで世界第2位という市場規模をもつ仮想通貨です。

2013年にヴィタリック・ブテリンというロシア生まれの若き青年によって開発されました。

 

イーサリアムを特徴付けるスマートコントラクト

イーサリアムを特徴づけるのは、スマートコントラクトと呼ばれるものです。これは、従来まで人が行ってきた煩わしい契約や取引の手続きを、ブロックチェーン上で自律的に行うという仕組みです。

こうなると、ビットコインが商品との交換手段として活用されるのに対し、イーサリアムの役割はビットコインと根本的に違うことが分かります。

ビットコインが従来のお金に変わる存在であるのに対し、イーサリアムはこれまでのビジネスのあり方を根本的に変えうる可能性もあるのです。

 

 

まとめ

Zaif(ザイフ)の取引所で取り扱う4種類の仮想通貨銘柄を紹介してきました。Zaif(ザイフ)ではこれらの仮想通貨を比較的安い手数料で買うことができます。

取引を始めるにあたっては、口座開設の手続きが必要です。口座開設の方法、Zaif(ザイフ)での仮想通貨の買い方・売り方に関しては、以下の記事をご参考ください。