bitFlyer(ビットフライヤー)に上場したリスク(LSK)の魅力を解説

コインが積み上がられた写真

リスク(LISK)が国内大手の仮想通貨取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)に上場しました。

このニュースを聞いて、リスクに興味を持たれた方も多いはずです。この記事では、リスク(LSK)について詳しく解説します。

  • そもそも、リスクってなんなの?
  • なにが魅力なの?
  • 将来性はあるの?

もしあなたが、こんな疑問を持たれているならば、この記事を読むことでその疑問が解決するでしょう。

そうすれば、リスクを買おうか買うまいか、しっかり判断できますよ。

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

リスクとはなにか?

あなたはリスクを仮想通貨だと思っていませんか?

僕も初めは、そう思っていました。よく聞いてくださいね。

リスクは仮想通貨ではありません。

ん?どういうこと?

だって、bitFlyer(ビットフライヤー)にも上場していますよね?

なんだか訳が分からなくなりそうですね。

でも、大事なことなのでしっかり理解してください。

リスクというのは、スマートコントラクトを実装した分散型アプリケーションのプラットフォーム(土台)のことです。

そして、このプラットフォーム上で使われるのが、LSKという仮想通貨です。

もう一度まとめると、以下の通りになります。

  • リスク=分散型アプリケーションのプラットフォーム
  • LSK=仮想通貨

さて、ここで難しい用語が2つ出てきました。

  1. 分散型アプリケーション
  2. スマートコントラクト

これらは一体、どういう意味なのでしょうか?

個別に解説していきたいと思います。

 

分散型アプリケーション(Dapps)とは?

分散型アプリケーションとは、一体なんのことでしょうか。

あなたは普段、スマートフォンを使っていますよね?

スマートフォンを使って、LINEやFacebookなどのアプリを使うと思います。

アプリケーション=アプリのことですね。

それでは、「分散型」とはどういう意味でしょうか?

LINEやFacebookのようなアプリは、どこか特定の企業が開発しています。

このようなアプリは、「中央集権型」に該当するものです。

分散型アプリケーションは、どこか特定の企業や団体が開発したものではありません。

インターネット上に解放されており、誰もが平等に利用できるアプリケーションです。

従来のように力の強い企業や団体が、ユーザーから課金する仕組みとまったく違います。

この記事を書いているWordpressも似たようなものです。

WordPressも特定の企業が開発したわけではなく、オープンソースで使われているアプリケーションです。

ですから、誰でも無料でWordpressを自由に使えます。

しかし、ここでいうDappsは、Wordpressのようなオープンソースのアプリケーションとも違います。

Dappsの特徴は、「ブロックチェーン技術を使用」しており、アプリケーションを利用するのに「仮想通貨が必要」になることです。

そういう意味では、ビットコインやNEMなど仮想通貨全般が、Dappsに該当します。

 

スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトは、直訳すると「賢い契約」です。

なにが賢いのでしょうか?

それは、契約内容をすべてブロックチェーン上に書き込めるので、中間業者を介さずに契約を自動化できる点です。

このスマートコントラクトを初めて採用したプラットフォームが、イーサリアムです。

スマートコントラクトが実用化されれば、世の中の契約の概念がひっくり返るほどのインパクトをもたらします。

トヨタやインテルのような大企業が、「イーサリアム企業連合」に属し、スマートコントラクトの実用化に向けて動いているくらいです。

リスクにも、このスマートコントラクトが実装されているのです。

 

 

リスクはイーサリアムとなにが違うのか?

クエスチョンマーク

リスクはスマートコントラクトを実装した分散型アプリケーションのプラットフォームです。

けれども、それはイーサリアムだって同じことですよね。

そうなると、リスクはイーサリアムとなにが違うのかが疑問ですね。

リスクはイーサリアムと違いサイドチェーン技術を利用しています。

サイドチェーン以外にも、プログラミング言語としてJavascriptを使用していること、マイニングではなくフォージングによる承認形式であることが、リスクとイーサリアムの違いです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

イーサリアムとリスクの違い①:サイドチェーン技術を使用している

サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンに対してサブとして使われるチェーンのことです。

リスクでは、イーサリアムには無いサイドチェーン技術が使われています。

サイドチェーンの概念図
引用:Blockstream

リスクにはなぜサイドチェーン技術が使われているのでしょうか?

一番の理由は、不具合が起こったときの対応がしやすいからです。

サイドチェーンに情報を書き込んでおくことで、何か不具合が起こってもメインのブロックチェーンには影響が出ないようにできます。

イーサリアムでは、The Daoのハッキング事件がきっかけでハードフォークを行い、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂しました。

特定の管理者がブロックチェーンを意図的に書き換えることは、本来やってはならないことです。

しかし、イーサリアムのハードフォークは本来やってはならないことを実行してしまった事例です。

サイドチェーンを使うことで、万が一ハッキングに遭ったとしても、イーサリアムのようにメインのブロックチェーンをいじることなく問題に対処できるようになります。

 

イーサリアムとリスクの違い②:マイニングではなくフォージングによる承認

イーサリアムでは、ビットコインと同じようにマイニング(採掘)によってブロックの承認が行われています。

つまり、ハイスペックのコンピューターを駆使して、誰よりも早くプロックを生成した人に報酬(ビットコイン)が支払われる仕組みです。

リスクの場合、マイニングにあたるものがフォージング(鍛造)です。

フォージングでは、リスクコイン保有者の中で承認担当者を投票で決めます。

そして、選ばれた人が承認作業を行い、リスクコインを獲得する権利が得られるのです。

フォージングによる報酬は、リスクが公開された2016年当初は5LSKでした。

そこから4LSK、3LSKという風に、1年ごとに1LSKずつ報酬が減っていきます。

これがリスクの半減期にあたります。

 

イーサリアムとリスクの違い③:Javascriptで開発ができる

リスクのプラットフォーム上では、Javascriptというプログラミング言語が使われています。

Javascriptの詳細を知らなくても、その名前くらいは聞いたことがあるのではと思います。

Javascriptは世界でもメジャーなプログラミング言語の1つです。

イーサリアムのプラットフォームで使われているのは、Solidityという専門のプログラミング言語です。

プログラミング言語として、Solidityという専門的な言語と、Javascriptという一般的な言語、どちらが使える人が多いでしょうか?

断然Javascriptの方です。

だからこそ、リスクのプラットフォームを利用した開発は、より多くの人が参入しやすいものになっているのです。

 

リスクとイーサリアムの比較まとめ

リスクとイーサリアムの違いを表にまとめると、こんな感じです。

リスク イーサリアム
通貨単位 LSK ETH
ブロックチェーン メインチェーン+サイドチェーン メインチェーンのみ
承認形式 フォージング(鍛造) マイニング(採掘)
プログラミング言語 Javascript Solidity

また、リスクとイーサリアムの共通点としては、

  • スマートコントラクトであること
  • 発行枚数に上限がないこと

があります。

 

リスクにはこんな懸念点もある

1ピース抜けたパズル

リスクはイーサリアムと同じスマートコントラクトですが、イーサリアムの改良版みたいなイメージがあります。

そうなると、今後リスクは伸びてくるのではないかという期待も持てます。

しかし、そんなリスクにも、懸念材料があるということを念頭に入れなければなりません。

 

イーサリアムなどスマートコントラクト系の通貨との競合

スマートコントラクト系の仮想通貨といえば、イーサリアムだけでなく、ネオ(NEO)もあります。

イーサリアムでは、スケーラビリティが問題視されていますが、将来的にライデンネットワークが実装されることによって、その問題も解決されるはずです。

さらに、トヨタやインテルといった最大手の企業が、イーサリアム企業連合(EEA)を通してスマートコントラクトの普及を促進していることも、イーサリアムの強みです。

ネオ(NEO)は、リスク(LSK)に近いタイミングでリリースされた仮想通貨です。

あらゆる仮想通貨のいいとこ取りをしているのがネオ(NEO)です。

リスクには確かにイーサリアムにはない魅力があります。

だからといって、それによってイーサリアムに勝る要因になるかというと、そういうわけでもないのです。

 

総発行枚数が決まってないので値下がりの恐れがある

ビットコインの場合、総発行枚数を2100万枚に定め、半減期を設けることで通貨の価値をコントロールしています。

一方、リスクには総発行枚数が決まっていないので、無限に発行枚数が増えていきます。

将来的にリスクの希少性がまったくなくなり、値段が極端に下がる恐れもあります。

 

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もしあなたが、これから仮想通貨を始めるならば、まずはbitFlyer(ビットフライヤー)に口座開設してみてください。

 

  • bitFlyer(ビットフライヤー)でどうやって口座開設するのか?
  • bitFlyer(ビットフライヤー)とはどんな仮想通貨取引所か?

詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んで見てください。