仮想通貨とは何か?メリット・デメリットもまとめて解説

そもそも仮想通貨とはなにか?

仮想通貨に興味はあるけれども、なかなか手をつけられない方が多いのではないでしょうか。

今後成長が見込まれる市場なので、投資案件の1つとして見ても、非常に期待が持てます。

もし仮想通貨投資を行うならば、しっかりと中身を理解し、メリット、デメリットの両面をしっかり把握する必要があります。

今回は、仮想通貨の概要、メリット、デメリットについて解説いたします。

 

仮想通貨とはなにか?

仮想通貨を一言でいうと、「インターネット上で使えるお金」です。お金といっても、100円玉や1万円札のように、お財布の中に入れて持ち運ぶものではありません。皆さんが仮想通貨を買った場合、その記録は全てオンライン上のデータとして管理されています。

一番近いイメージとしては、オンラインゲーム上で使える、そのゲーム独特のお金です。
しかし、ゲームで使えるお金と違い、仮想通貨は現実世界でお金として使ってお買い物もできます。

もっとも有名な仮想通貨としては、ビットコインがあります。ビットコインのことをご存知でない方のほうが少ないのではないでしょうか。
ビットコインは、世界で初めて誕生した仮想通貨です。

今ではビットコインがもっとも規模の大きい仮想通貨であり、ビットコインを使って買い物ができるお店も増えてきました。

ビットコインの価格が2017年に急速に上昇していることから、市場に受け入れられている様子が伺えます。
(ビットコインの価格は、2017年1月時点で約90,000円だったものが、2017年11月時点で1,000,000円を超えました。)

仮想通貨のことを怪しいと感じて手をつけない方も多いと思います。ただでさえ、実体のないものですから尚更かもしれません。
しかし、仮想通貨のことを知らないまま疑ってかかるのは非常にもったいない話です。疑う前に、まずは仮想通貨のことを知識を身につけていただきたいです。

 

ビットコインがなぜ世の中に普及したのか?

ビットコインが普及した理由は、ビットコインがお金として世の中から認識されたことに他ありません。
それでは、なぜビットコインがお金として価値を持つようになったのでしょうか。
その要因としては、ブロックチェーン技術があります。

 

ブロックチェーンとはなにか?

例えば、ビットコインを誰かに送金したとしましょう。この送金手続きが、1つの取引記録です。
複数の取引をひとまとめにしたものがブロックです。

ブロックという取引のかたまりを、1本のチェーンの最後尾にはめ込んでいくのです。

ブロックチェーンには、過去から現在までの取引記録が正確に記録されています。取引記録のかたまり(ブロック)がチェーンのようにつながっているから、ブロックチェーンと呼ばれているのです。

ブロックチェーンにより、ビットコインの取引記録を後からコピーしたり改ざんしたりできません。
そのため、自分の持っているビットコインが、不正に誰かに盗まれる心配はありません。

ビットコインで安全に取引ができて、誰かに盗まれる心配がないのは、ブロックチェーン技術のおかげなのです。
そういう意味で、お財布の中に現金を入れて持ち運ぶよりも、ビットコインの方が安全が保証されているかもしれませんね。

 

仮想通貨を持つメリット

投資案件として今後成長が見込める

仮想通貨を支えている中核技術はブロックチェーンです。
このブロックチェーン技術を活用したビットコインがすでに完成形かというと、そうではありません。

多くの企業が仮想通貨の技術改良に力を入れている状況です。
スタンダードなお金として世の中に受け入れられる仮想通貨が、今後も現れるでしょう。仮想通貨市場の成長はその時まで続くのではないでしょうか。

今後も成長が続く業界ですので、今のうちに投資すれば将来的に大きなリターンが得られる可能性が高いです。

 

送金がより早く・安くできる

仮想通貨を使えば、送金手数料を安く済ませることができます。
銀行振込の場合、振込額が高かろうと安かろうと、一律で同じだけ手数料が取られますよね。
海外への送金の場合ですと、国内での送金よりもはるかに高い手数料が掛かります。

ビットコインで直接送金すると、手数料は送金額のせいぜい1%程度です。
現金による送金は、銀行を介するから手数料が掛かります。ビットコインによる送金は、銀行を介さずに直接やり取りできるので、手数料を安く抑えることができます。

最近では、ビットコインを使った寄付制度もあります。

 

仮想通貨を持つデメリット

値動きが大きい

仮想通貨は今後も成長が続きますので、投資案件として今の内に投資しておきたいところです。
しかし、仮想通貨は値動きが日々激しく変化しているので、投資のタイミングを誤ると大きな損失を被ることになります。

大きなリターンを見込める可能性もありますが、その分リスクが大きいことを念頭に置いておきましょう。

 

ハッカーに盗まれるリスクもある

前述の通り、ブロックチェーン技術により、仮想通貨による取引は安全が確保されています。
しかし、取引所がハッキングされることにより、手持ちの仮想通貨を一気に失うリスクはあります。

ハッキングの例としては、2014年に起きたマウントゴックス事件が記憶に新しいところです。
いくらブロックチェーンが改ざん不可能で万全な技術でも、仮想通貨を取り扱う取引所のセキュリティ体制が万全なものではないのです。

仮想通貨を始めるにあたっては、取引所が信用に値するものかどうかをしっかりと見極めなければなりません。

 

インターネット環境下でないと使えない

仮想通貨は、インターネット上で使えるお金です。逆をいえば、インターネット環境下でないと全く使い物になりません。

スマートフォンを壊してしまったら、その時点で使用不可になります。

 

まとめ

仮想通貨は今後も成長が続く市場ですので、投資しておくならば今のうちにしておいた方が良いでしょう。

もちろん値動きが大きい分、リスクはつきものです。

そうはいっても、実際に仮想通貨を買ってみないと、本当に価値があるものかどうか実感が湧かないと思います。