bitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱う6つの仮想通貨を解説

ビットフライヤーが取り扱う仮想通貨

bitFlyer(ビットフライヤー)は、日本国内でもっとも規模の大きい仮想通貨取引所の1つです。

国内の大手企業から出資を受けていること、国内大手の損害保険会社と契約しており、補償制度が整備されているなど、信頼できる要素がたくさんあります。

今回は、そのようなbitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱っている6種類の人間が仮想通貨を紹介します。

 

イーサリアム(ETH)

仮想通貨イーサリアムのロゴ

 

イーサリアムは、時価総額がビットコインに次いで世界第2位の仮想通貨です。

2013年にヴィタリック・ブテリンというロシア生まれの若き青年によって開発されました。

 

イーサリアムを特徴付けるスマートコントラクト

イーサリアムを特徴づけるのは、スマートコントラクトという技術です。これは、今まで人がが行ってきた契約や取引の手続きを、ブロックチェーン上で自律的に行うというものです。

ビットコインが商品との交換手段として活用されるのに対し、イーサリアムの役割はビットコインと根本的に違うことが分かります。

ビットコインが従来のお金に変わる存在であるのに対し、イーサリアムはこれまでのビジネスのあり方を根本的に変えうる可能性もあるのです。

 

イーサリアムクラシック(ETC)

仮想通貨イーサリアムクラシックのロゴ

イーサリアムクラシックは、イーサリアムのハードフォークによって生まれた仮想通貨です。

ハードフォークとは、ざっくり言えば1つの仮想通貨が2つに分裂することです。

イーサリアムは、もともと1つの仮想通貨でした。それが分裂するきっかけになったのが、2016年に起きたTHE DAO事件というイーサリアムのハッキング事件です。

イーサリアムにはブロックチェーン技術が使われているので、その取引記録は1本のブロックチェーンでつながれています。そのブロックチェーン上に、ハッキングされたという事実が残ってしまったわけです。

THE DAO事件を受けて、イーサリアムの開発者はハッキングがなかった時点にさかのぼり、その時点から新しい枝分かれしたブロックチェーンを作りました。

こうしてできたのが、今のイーサリアムです。

しかし、このハードフォークに反対する一部の人たちもいました。彼らの手により、ハッキングされた記録が残ったままの元祖イーサリアムがそのまま運用されることになりました。この元祖イーサリアムが、イーサリアムクラシックのことです。

 

イーサリアムとの違いはなにか?

イーサリアムと同じスマートコントラクトという技術を使用しており、技術的な違いはありません。

しかし、イーサリアムとは別物の仮想通貨ということで、細かい違いはあります。例えば時価総額。イーサリアムの時価総額はビットコインに次いで2位ですが、イーサリアムクラシックは20位前後。

また、イーサリアムを扱う取引所が、イーサリアムクラシックを取り扱っていない場合もあります。

 

イーサリアムクラシックの将来性は?

イーサリアムとイーサリアムクラシック。いずれもスマートコントラクトを使用した仮想通貨です。将来的には、どちらかが世の中に普及し、もう一方は淘汰されるのではないかという考え方もできますが、今の時点で先のことは分かりません。

1000種類以上ある仮想通貨の中で、世界で20位以内に入るだけの時価総額をであることから、イーサリアムクラシックが市場に受け入れられている存在なのは間違いありません。

 

ライトコイン(LTC)

仮想通貨ライトコインのロゴ

ライトコインは、ビットコインの改良版とも言える、決済に特化した仮想通貨です。その歴史も比較的古く、ビットコインの次いで生まれた2番目の仮想通貨となります。

元Googleのエンジニアであるチャーリー・リー氏によって開発されました。

チャーリー・リー氏は、「ビットコインを金とするならば、ライトコインは銀を目指す」という理念の元、ライトコインの開発に携わっています。

 

ライトコインがビットコインよりも優れている点

ライトコインの方がビットコインに比べて誰もが参加しやすく公平な印象があります。

ビットコインで課題になっている送金スピードを向上させている点が特徴的です。ビットコインは決済するのに10分かかっていましたが、ライトコインはビットコインより4倍速い2.5分の決済を可能にしました。

さらに、他の仮想通貨に先駆けて、Segwit(セグウィット)という技術を実装していることも注目したいところです。

Segwit(セグウィット)がなにかというと、簡単に言えば、ブロックチェーンの1ブロックごとの容量をコンパクトにすることで、取引が遅くなることを防ぐための技術です。

今後、仮想通貨が世の中に普及するとなると、取引の量も増えることになります。そうなると、データの処理が追いつかなくなり、これまでより決済にかかる時間も遅くなってしまいます。

それを解決するのがSegwit(セグウィット)。Segwit(セグウィット)を実装する仮想通貨が少ない中で、ライトコインはいち早く実装することで、より便利で使いやすい通貨を目指しているのです。

ライトコインの時価総額は、世界で第6位。ビットコインには現状及びませんが、今後ビットコインに取って代わり、決済の通貨としてスタンダードなものになる可能性はあるでしょう。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)

仮想通貨ビットコインキャッシュのロゴ

 

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインのハードフォークから生まれた新しい仮想通貨です。

いまでは時価総額が世界で10番目であり、ビットコインに引けを取らない価値をもっています。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)の優れている点

ビットコインでは、従来から取引速度が遅いという問題点を抱えていました。取引速度が遅いということは、ビットコインを誰かに送金したくても、長時間待たされるし、送金手数料も割高になってしまいます。

この問題を解決するために生まれたのが、ビットコインキャッシュです。

ビットコインのブロック容量は1MBでしたが、ビットコインキャッシュの容量は8MBに増えました。これにより、ビットコインよりもスムーズに取引ができるようになりました。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)が基軸通貨に

仮想通貨の業界で基軸通貨とされてきたのは、今までビットコインただ一つでした。

しかし、そのような中で、ビットコインキャッシュを基軸通貨とする新たな取引所CoinEXが、2017年12月に現れました。

ビットコインキャッシュが基軸通貨となったのは、まだ一つの取引所だけの話です。しかし、ビットコインキャッシュがビットコインよりも性能面で優れていることを考えれば、今後ビットコインキャッシュを基軸通貨とする動きが、増えてくる可能性もあるでしょう。

 

モナコイン(MONA)

仮想通貨モナコインのロゴ

モナコインは、2013年12月に生まれた国産の仮想通貨です。

開発者はMr.Watanabbeという人物。

以前に2チャンネル掲示板を利用していた方はご存知だと思いますが、モナコインの名前の由来は、アスキーアートのモナーです。

2017年10月に国内最大手の取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)に上場したことで、一気に注目が集まりました。

Zaif(ザイフ)でのモナコイン価格は、10月1日には50円だったものが600円台まで急激に上昇し、2017年12月には一時期2,000円台まで上昇しました。

2018年2月時点では400円台まで価格が下がりましたが、今後も成長の見込みがある仮想通貨の一つです。

モナコインは、ネット上でコアユーザー同士の間で使われていただけでしたが、今ではれっきとした仮想通貨として運用されています。

 

モナコインはビットコインを凌ぐ技術力をもつ

モナコインは、Segwitという取引の処理速度をアップさせる技術を、世界で初めて実装しました。その処理速度は、ビットコインの6倍にも及びます。

また、2018年1月には、アトミックスワップという技術を導入しました。

簡潔にいうと、アトミックスワップは異なる通貨間での取引ができるようになるという技術です。アトミックスワップが実現すると、取引所を介さずにユーザー同士での仮想通貨の交換が確実にできるようになります。

アトミックスワップを導入している仮想通貨は、モナコインを含めて世界で5つだけです。

Segwitにアトミックスワップの実装。この事実だけでま、モナコインが技術的に優れた仮想通貨であることが分かります。

 

買い物でモナコインを使える

ビットコインを使ってお買い物ができるという話をご存知の方は多いと思います。しかし、モナコインを使って買い物もできることをご存知でしたか?

例えば、ビットコインモールというネットショップがあります。ビットコインモールは、仮想通貨専用のネットショップであり、ビットコインとモナコインを使って商品を買うことができます。

仮想通貨は投機目的で持たれている方が多いですが、ビットコイン以外でこれほど実用性のある仮想通貨はないのではないでしょうか。

 

リスク(LISK)

仮想通貨リスクのロゴ

リスクは2016年5月24日にリリースされた仮想通貨です。イーサリアムやイーサリアムクラシックと同じスマートコントラクトをベースにしています。

 

イーサリアムとの違い

イーサリアムとリスクは、いずれもスマートコントラクトを備えています。それでは、リスクとイーサリアムの違いはなんでしょうか。
 
一番の違いは、リスクには1本のブロックチェーンの他にサイドチェーンというサブのチェーンが使われていることです。
 
サイドチェーンにより、何らかの問題が起きてもメインのブロックチェーンには影響が出ないようにコントロールすることができます。
 
ブロックチェーンに記録された取引は、基本的に後から書き換えることはできません。しかし、イーサリアムでは、THE DAO事件というハッキングがきっかけで、ブロックチェーンをハッキングされる前の状態から新しくやり直すという対応をとりました。
 
これにより、イーサリアムとイーサリアムクラシックという2つの仮想通貨が分裂する形となりました。
 
そこで、リスクではサイドチェーンに情報を書き込んでおくことで、ハッキングのような問題が起きても、過去に遡って修正できるという柔軟性をもっています。
 

LISKはbitFlyer(ビットフライヤー)に上場したばかり

bitFlyer(ビットフライヤー)が新たな仮想通貨を上場するという話が、2017年から話題になっていました。

その対象となったのが、このLISK。2018年1月31日、bitFlyer(ビットフライヤー)はLISKを上場させました。上場の直後、bitFlyer(ビットフライヤー)でのLISKの買い注文が殺到し、一時サーバーが高負荷となってアクセスできない状況となりました。

 

リスク(LISK)の将来性

上記のような話をすると、リスクはイーサリアムに取って代わる存在になるのかという話になりそうですが、将来的にどうなるかは今の時点では分かりません。

しかし、今後も成長が見込まれる仮想通貨であることは間違いありません。

また、リスクがMicrosoftと提携したこと、時価総額が世界で15番以内に入るほどの規模であるという点で、信頼できる仮想通貨であることも分かります。

 

仮想通貨を買う前に、まずは口座開設を

bitFlyer(ビットフライヤー)で仮想通貨を買うためには、はじめに口座開設の手続きが必要になります。

以下の記事にて、bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設手続きのやり方を詳しく説明しています。

口座開設は無料でできますので、仮想通貨を始める第一ステップとして、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。