初心者が抑えておきたい仮想通貨取引所を選ぶ6つのポイント

2018年4月3日

 

ビルを上から見上げた写真

仮想通貨投資を始めるにあたり、まずは取引所のことをよく知る必要があります。

取引所を何となく選んでいませんか?
仮想通貨投資で利益を得られるかどうかは、取引所選びで決まると言っても過言ではありません。

マウントゴックス事件やコインチェックのように、取引所にはリスクがつきものです。
皆さんが保有している仮想通貨が、いつの間にかなくなっていたという事態も普通に起こりえます。

自分の仮想通貨は、自分自身で守るしかありません。
そのために、どんな取引所で仮想通貨を取り扱うかを、しっかりと学びましょう。

 

仮想通貨取引所とはなにか?

仮想通貨取引所とは、ビットコインなどの仮想通貨を売買できる場所です。

仮想通貨を売る店舗があるわけではなく、手続きは全てインターネット上で行います。
インターネットで口座開設の手続きをすることによって、仮想通貨の売買ができるようになります。

 

販売所と取引所の違い

クエスチョンマーク

取引所とは、ユーザー同士で仮想通貨の売買を行う場所をいいます。
取引所では、板を見ながら、いくらで買うか(売るか)を指定して取引を行います。
これを指値注文といいます。

指値で注文して、それに応じてくれるユーザーがいて取引が成立すればよいのですが、必ずしも取引が成立するわけではありません。

しかし、ユーザー同士で直接取引する分、手数料が割安になるというメリットがあります。

いっぽう販売所とは、bitFlyer(ビットフライヤー)やZaif(ザイフ)などの販売元から、直接仮想通貨を買う方式をいいます。

販売元が持っている仮想通貨をすぐに買うことができる点がメリットです。必要なタイミングで、必要な枚数の仮想通貨を売り買いしたいときには、販売所を利用するのがよいです。

販売元に対して販売手数料を払う必要があるので、取引所で買うよりも購入金額が高くなりがちになるというデメリットもあります。

販売所と取引所のそれぞれにメリット・デメリットがあるので、場面に応じて両方を使い分けられるとよいですね。

 

仮想通貨取引所を選ぶポイント

空を指さす少年の写真

日本国内だけでも仮想通貨取引所は10社以上あります。最近では、各社が大々的にテレビCMを打ち出しています。

テレビCMでやっていて有名だからという理由で、皆さんは何となく取引所を選んでいませんか?

何となく取引所を選んで、後悔するのは皆さん自身です。

後悔しないためにも、自分自身が知識をつけ、取引所を選ぶ基準をしっかりと持ちましょう。

取引所を選ぶにあたり、初心者が必ず抑えておくべき5つのポイントを解説します。

 

選ぶポイント①:セキュリティ体制

セキュリティ体制は、取引所を選ぶ上でもっとも大事なポイントです。

coincheck(コインチェック)における仮想通貨NEM(ネム)の不正流出の事件は記憶に新しいところです。
皆さんが買った仮想通貨が、取引所で適切に保管されていなければ、ハッカーに盗まれるリスクはその分高いです。

取引所で保管している仮想通貨が、コールドウォレットで保管されているかどうか、ウォレットがマルチシグ対応になっているかどうかは、必ずチェックしておくべきでしょう。

もちろん、仮想通貨の管理を取引所任せにせず、自分自身でセキュリティ対策を行うことも忘れないように。

買った仮想通貨を取引所に預けっぱなしにせず、自分のウォレットに移しておく、2段階認証を設定するなど、自分でできるセキュリティ対策はしっかりやっておきましょう。

 

選ぶポイント②:財務的に安定しているか

取引所は株式会社によって運用されています。

もし取引所が倒産してしまったら、皆さんが預けておいた仮想通貨が戻ってこない可能性もあり得るのです。

そのようなことを考えると、取引所が財務的に安定しているかどうかは、取引所を選ぶ重要なポイントとなります。

また、財務的に安定していると、ハッキングのような事態があった場合の安心できる要素にもなります。

今回のcoincheck(コインチェック)の事件では、NEM(ネム)を預けていたユーザーを対象に、日本円で返金するという対応を取りました。このような返金の対応を取ることができたのも、coincheck(コインチェック)に返金できるだけの資産があったからでしょう。

 

選ぶポイント③:補償制度が整備されている

先に述べたように、取引所がハッキングされて仮想通貨が盗まれたりしても、皆さんの手元に戻ってくる保証がありません。
 
そのような事態を想定して、取引所が補償制度を整備していた方が安心できるのではないでしょうか。
 
例えば、bitFlyer(ビットフライヤー)の場合には、2種類の損害保険契約を、国内大手損害保険会社と結んでいます。
 
bitFlyer(ビットフライヤー)のサイトには、補償内容について以下の通り記述しています。
 
当社は、お客様の資産の安全性向上のための2種類の損害保険を国内大手損害保険会社と契約しています。
 
①二段階認証登録ユーザー様のメールアドレス・パスワード等の盗取により行われた不正な日本円出金に係る補償
 
②当社へのサイバー攻撃等によって発生したビットコインの盗難、消失等に係るサイバー保険
 

選ぶポイント④:取引量が多い

取引が活発に行われていれば、自分が仮想通貨を買いたいタイミングで買うことができ、売りたいタイミングで売ることができます。

国内の仮想通貨取引所ごとの取引量は、Bitcoin日本語情報サイトから確認できます。

 

選ぶポイント⑤:取り扱う仮想通貨の種類

ビットコインはどの取引所でも取り扱っていますが、それ以外のアルトコインは、取引所によって取り扱う種類が異なります。

自分が手に入れたい仮想通貨の種類が明確に決まっているならば、それを取り扱う取引所で取引をするとよいでしょう。

 

取引所別 取り扱い仮想通貨一覧

 bitFlyer
(ビットフライヤー)
Zaif
(ザイフ)
coincheck
(コインチェック)
GMOコインDMM bitcoinbitbank
(ビットバンク)
BTCBOX
(ビットボックス)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
イーサリアムクラシック(ETC)
モナコイン(MONA)
ライトコイン(LTC)
リスク(LISK)
ネム(XEM)
ファクトム(FCT)
ダッシュ(DASH)
モネロ(XMR)
オーガー(REP)
ジーキャッシュ(ZEC)
リップル(XRP)

 

選ぶポイント⑥:手数料の安さ

手数料の大小も事前にチェックすべきです。

手数料次第で、利益となるか損失となるかが変わってきます。

もし頻繁に購入を行うならば、手数料が安い取引所を選ぶのがよいでしょう。

 

まとめ

仮想通貨取引所を選ぶポイントをおさらいします。

①セキュリティ体制
②会社の安全性
③補償制度が整備されている
④取引量が多い
⑤取り扱う仮想通貨の種類
⑥手数料の安さ

6つの中でもっとも重要なのが、①〜④です。

①〜④は、取引所がそもそも信頼できるところかどうかを見極める意味で、非常に重要だからです。

取引所のことをしっかり理解し、自分の力で取引所を選べるようになりましょう。

どの仮想通貨取引所を利用すればよい?

仮想通貨取引所を、どのような観点で選べばよいのか、学習していただけたと思います。

あとは、具体的にどの仮想通貨取引所を利用するかですよね。

私がおすすめする過疎通貨取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)、Zaif(ザイフ)、bitbank(ビットバンク)、GMOコインの4社です。これらの4社は、上記で説明した6つのポイントに照らし合わせても、優秀な仮想通貨取引所です。

私がおすすめする仮想通貨取引所4選について、以下の記事で詳しく解説しています。