仮想通貨ライトコイン(LTC)とはなにか?ビットコインとの違いも含めて解説
仮想通貨ライトコイン(LTC)をご存知でしょうか?
この記事では、ライトコインの概要や将来性について詳しく解説します。
あなたがもし、ライトコインに投資しようか迷っているならば、この記事を読むことで迷いを晴らせるかもしれません。
もしかしたら、ビットコインとライトコイン、どちらを買おうかお考えでしょうか?
いずれも決済通貨として使われていますからね。
もし投資をするならば、これから主流となる通貨に投資したいところです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
ライトコイン(LTC)とはなにか?
ライトコインは、2011年10月に誕生した仮想通貨です。
ライトコインを開発したのは、チャーリー・リー氏という人であり、元々Googleでエンジニアとして働いていました。
世界初の仮想通貨であるビットコインは、2009年にリリースされました。
時価総額2位のイーサリアムがリリースされたのが2015年のことですから、ライトコインは比較的歴史の長い仮想通貨です。
ビットコインとなにが違うのか?
ライトコインを話題にすると、必ずといって良いほど、ビットコインが比較材料となります。
ビットコインもライトコインも、決済用の通貨として使われています。
ビットコインを「金」としてたとえるならば、ライトコインが目指しているのは「銀」です。
これだけ聞くと、ビットコインとライトコインが似通っている仮想通貨であることは理解できそうです。
ですが、両者は具体的にどう違うのでしょうか?
ライトコインとビットコインの違いは、主に以下の2つです。
- 取引スピード
- 発行枚数
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ライトコインとビットコインの違い①:取引スピード
ライトコインは、1ブロックをビットコインよりも圧倒的に早いスピードで生成できます。
ビットコインの取引は、マイナーが10分間隔で取引を承認することで成り立っています。
一方、ライトコインの場合は、2.5分に1回のペースで取引を処理してくれるので、ビットコインの4倍の速さです。
そのため、ビットコインのように取引の承認待ちが殺到し、送金詰まりを起こす可能性は低くなります。
ビットコインで現在起こっているスケーラビリティ問題は、喩えるならば車の渋滞みたいなものです。
車の制限速度を15キロに規制している道路があったとします。
今までは、車の台数(ビットコインの取引者数)が少なかったので、スムーズに道路を通行できました。
しかし、車の台数が多くなると、渋滞を起こします。
(これが送金詰まりの状態)
停まったままの車がスムーズに進みたければ、料金を払って高速道路を利用するしかありません。
(手数料を余分に払って取引承認を優先的にやってもらう)
これではいかん!ということで、道路の制限速度を60キロまで上げたのが、ライトコインです。
(取引の承認スピードを4倍にした)
あなたが仮想通貨で決済を行うとしたら、ノロノロと待たされるのと、スピーディに処理してくれるのと、どちらの方が良いですか?
取引スピードについては、ビットコインよりもライトコインの方が優れています。
ビットコインとライトコインの違い②:発行枚数
ビットコインの発行枚数上限は、2100万枚です。
一方のライトコインの発行枚数上限は、8400万枚であり、ビットコインの4倍です。
取引スピードが4倍になることで、ビットコインよりも多くの枚数の通貨が処理できるようになります。
余談ですが、中央集権的な管理を排除するという思想は、ビットコインもライトコインも変わりがありません。
その思想を、発行枚数を制限することで具体化しているのです。
どういうことか?
ビットコインやライトコインなどの仮想通貨では、特定の誰かが発行枚数を勝手に上げ下げすることができません。
発行枚数に上限を設けること、半減期を設けることによって、通貨の価値をコントロールできるのです。
この点が、中央集権的な管理となっている円やドルみたいな法廷通貨と根本的に違います。
ライトコインの抱える問題点とは?
ビットコインに比べると、何かと良いことづくめのライトコインです。
決済通貨としての立ち位置は同じですが、ライトコインの方がビットコインよりも早く取引を承認してくれます。
そうなると、ライトコインの時価総額は、とっくにビットコインを追い抜いていても良いと思いませんか?
しかし、現実としてはライトコインの時価総額はビットコインには及びません。
それはなぜでしょうか?
ライトコインがビットコインよりも優位な位置に立つには、主に以下のような2つの障害あると考えています。
ライトコインの抱える問題点①:決済通貨として普及していない
ビットコインは、決済通貨として多くの店舗やオンラインショップで使われています。
一方のライトコインはどうでしょうか?
ライトコインが決済通貨として使える店舗は、日本国内だけでも東京都内とごく一部の地域だけです。
東京都内だけでも、ライトコイン決済ができるお店は10店舗もありません。
いくら優れた機能を持つ仮想通貨でも、市場で受け入れられなければ価値は上がりません。
ライトコインの抱える問題点②:基軸通貨のビットコインと比べて不利な立場にある
ビットコインは、世界のあらゆる仮想通貨取引所で基軸通貨となっています。
ですから、他のアルトコインを手に入れるには、ビットコインで交換せざるを得ないのです。
このような状態がつづく限りは、ビットコインの取引量が減ることはありませんし、価値が下がることもないでしょう。
ここまでのまとめ
ライトコインは、ビットコインの抱えるスケーラビリティを解決してくれる優れた仮想通貨です。
世の中は、この優れた仮想通貨を眠れる資産として持て余しています。
ライトコインの時価総額は、ビットコインの10分の1に過ぎませんが、実質的な価値はもっと大きいはずです。
多くの人がライトコインの価値を認識し、ビットコインの代わりとなる決済手段として利用してもらいたいですね。
まとめ:ライトコインの将来性は?
ライトコインは、ビットコインに代わる決済通貨として期待ができます。
時価総額も世界で5番目に入るくらいですし、長い年月をかけて市場から受け入れられてきた存在です。
そうは言っても、ライトコインの現在の時価総額は、ビットコインの時価総額の10分の1程度に過ぎません。
ライトコインの価値がこれから大きく伸びる可能性はあるのでしょうか?
単にスケーラビリティを解決するだけでは価値の上昇には不十分だと思います。
ビットコインは、元祖仮想通貨として不動の地位ですし、決済通貨として多くの店舗で導入されています。
さらには、あらゆる取引所での基軸通貨となっている点も大きいです。
私が個人的に思うのは、市場がビットコインのスケーラビリティ問題を、ちゃんと認識しているかどうかです。
ビットコインに比べ、ライトコインの方が圧倒的に便利なことは間違いありません。
その事実を、どれだけの人が認識しているでしょうか?
「仮想通貨といえばビットコイン」という思い込みだけで、ビットコインを使っていないでしょうか?
日本では決済手段としてビットコインが多く使われていて、ライトコインを使う方が稀なくらいです。
多くの人がこの問題を認識すれば、ライトコインを決済手段として利用する人たちが増え、価値も上がっていくのではないかと思います。
ライトコインを買える仮想通貨取引所はここ!
ライトコインを取り扱っている国内の取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)、bitbank(ビットバンク)、GMOコインの3社です。
各取引所の特徴を、簡単に解説します。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)は、2014年に設立した国内最大の仮想通貨取引所です。
coincheck(コインチェック)でのNEM不正流出の影響を受けて、取引所選びに慎重な方も多いですね。
あなたがもし、仮想通貨をこれから始めるならば、まずはbitFlyer(ビットフライヤー)に口座開設することをおすすめします。
なぜならば、bitFlyer(ビットフライヤー)ほど安全に利用できる取引所はないからです。
bitFlyer(ビットフライヤー)は、セキュリティ体制も強固ですし、損害保険会社と契約してサイバー攻撃があった場合の補償制度も備えています。
ただでさえ、手をつけるのが不安な仮想通貨です。安心して取引を行うならば、bitFlyer(ビットフライヤー)が間違いないでしょう。
bitbank(ビットバンク)
bitFlyer(ビットフライヤー)のような大々的な広告宣伝を打っている訳ではありませんが、優秀な仮想通貨取引所の1つです。
bitbank(ビットバンク)では、現在取引手数料が0%のキャンペーンを実施中です。
キャンペーン期間は、2018年6月いっぱいまでなので、手数料を安く抑えてライトコインを買うならば、bitbank(ビットバンク)をおすすめします。
GMOコイン
GMOクリック証券でおなじみの、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。
bitFlyer(ビットフライヤー)やbitbank(ビットバンク)のような板取引はなく、GMOコインから直接ライトコインを買う必要があります。
いわゆる販売所というやつです。
販売所で買うとなると、スプレッドが気になるところですが、GMOコインのスプレッドはbitFlyer(ビットフライヤー)に比べると安いです。
買いたいとき・売りたいときに、すぐに対応できるのが、販売所形式の良いところです。
手数料をとにかく安く抑えたいという方は、bitbank(ビットバンク)とGMOコインをうまく使い分けるのが良いかもしれません。
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